日本経済新聞:ネットで話題、衛星発信機で「ホホジロザメ追跡」

記事要約

 衛生発信機で行動を追跡されているホホジロザメ『メアリー・リー』がネット上で話題を呼んでいる。2年以上前に発信機を取り付けられたメアリー・リーの総移動距離は合計3万1340キロに及び、同じく発信機をつけられた『リディア』同様、歴史に名を残すホホジロザメとなることが期待される。

疑問

 ホホジロザメに発信機を付けることの意図は?

考え・主張

 今回の記事は、科学技術が自然界の生物の調査に貢献している好例といえる。ホホジロザメに発信機を付けたのは、減少の傾向にあったホホジロザメの生態の調査及び保護に役立てるためだろうと推測される。その他にも、クジラやアザラシなど海洋哺乳類の調査にも役立っているようだ。
 サーベルタイガーやバーバリライオンなど、どの生態系の頂点もみな絶滅の危機に晒されている。天敵が人間以外に存在しない彼らにとっては、絶滅こそが最大の脅威なのだ。幸い、ホホジロザメは国の保護により数を回復してきている。生態系の頂点を『過去の生き物』とはしてほしくないものだ。

その他

特に無し。