読売Online:高レベル廃棄物出ない核融合、実験炉土台が完成
記事要約
フランス南部のカダラッシュで、国際熱核融合実験炉(ITER)の土台部分が完成したという報道がなされた。2020年に完成するという目標の実現は難しいようだ。ITERは重水素とトリチウムを用いて核融合を行う。
疑問
核融合がもたらす利益とは?
考え・主張
核融合といえばドラえもんやアトムにも搭載されている未来のエネルギーである。現在用いられている核分裂とは違い、半減期がとても長い放射性廃棄物は出さない。反面、エネルギー制御や原料の調達が難しく、技術的な要求レベルは核分裂よりも高い。実現にはまだしばらくの時間がかかりそうである。
核融合が実現した場合、人類にもたらす利益は目覚ましいものだろう。いずれ原料は水素を調達すればよいだけになり、数万年単位で地中に埋めておく必要のある放射性廃棄物に悩む必要もなくなる。そんな技術が実現するのはいつの日の事になるのだろうか。今から楽しみである。
その他
特に無し。