ウォールストリートジャーナル:中国、汚職摘発最新兵器 「密告アプリ」投入
記事要約
中国共産党の中央規律検査委員会(CCDI)は今週、スマートフォン用の当アプリをアップデートし、役人などの汚職を目撃したユーザーがその場で報告できるようにした。中国のミニブログサイト“微博(ウェイボー)”はこの話題でもちきりとなったが、『役に立たない』とする意見も出ている。
疑問
このアプリを提供する狙いとは?
考え・主張
中国では汚職が蔓延っているのかどうか、そのことについてはよくわからないが、このアプリが国内に大きな影響を与えそうであるということは間違えなさそうである。匿名で汚職を摘発することができるのなら、不正を働くことはより難しくなりそうだ。
一方で、不正を働く側も、このアプリを対策し始めるのではないだろうか。関係者全員に賄賂を持ちかけたりすれば、この摘発も簡単なものではなくなってくる。匿名であるということの信憑性を考えると、確かに『役に立たない』という意見も出てくるだろう、と思う。
その他
特になし。