日本経済新聞:首相官邸にドローン落下、テロ対策の弱点が顕在化

記事要約

 首相官邸の屋上にて、小型の無人飛行機、ドローンが落下しているのが発見された。搭載された容器からは放射性物質セシウム134と137が検出された。その他にも、デジタルカメラや発煙筒なども搭載されていることがわかった。

疑問

 誰が何のために小型無人機を飛ばしたのだろうか?また、小型無人機を使ったテロへの有効な対策とは?

考え・主張

 今回見つかったドローンからは、放射性物質や発煙筒など、明らかに攻撃する意図がある武器のようなものが積まれていた。それが日本の中心地、首相官邸から見つかったということは、現在日本の代表が狙われていると言っても過言ではないだろう。
 今回見つかった放射性物質も、直ちに影響が出ないレベルということから、殺傷能力はない訳だが、これは脅しとも解釈できるのではないか。犯人の狙いは不明だが、これから重大な事件が起こる可能性がないとは言いきれない。何か起こる前に対策を完了しておくべきだろう。
 今回使われたドローンという無人飛行機は、農業分野などでの活躍が期待されているが、それまでにテロでの使用が懸念されていた。対策が難しいということで政府も手を焼いているようだが、一刻も早い対策が望まれる。