朝日新聞デジタル:ブラックバイト「不当な扱い」7割が経験 教授ら調査

記事要約

 27か所の大学にバイトに関する調査をしたところ、深夜バイトをしている学生は4割強、『職場で不当な扱いを受けた』学生は7割いることがわかった。奨学金などで経済的に苦しい学生ほど長時間労働する傾向があることもわかった。

疑問

 ブラックバイトの実態とは?

考え・主張

 『不当な扱いを受けた』学生のうち、『希望していない時間にシフトを入れられた』という学生が最も多く、21%とされているが、自分の周りの知り合いを見る限りでは、もっと多くいるのではないかと感じられる。そもそも、このことを『不当な扱い』と考えていない学生もいるのではないかと思う。
 私達は国立大学に通わさせてもらっている以上、私立大学の学生より経済的には苦しくない。とはいえ、理系私立は学費が高く、普通の家庭は利子付きの奨学金を借りることになるだろう。そうしたことを考えると、長時間労働している学生の多くは理系学生なのではないだろうか。
 バイトに時間を取られ、学業が疎かになっている学生もいるだろう。理系の場合、それが特に致命的である。ブラックバイトだけでなく、そうしたことも問題にされるべきだとも私は思う。