ウォールストリートジャーナル:ゲームの未来:現実逃避しながら現実変える

記事要約

 バーチャルリアリティーを実現できる未来のゲームにおいては、現実逃避のためのゲームが現実を変えるためのゲームとなる可能性がある。現在でも既に、それらのゲームは現実に導入されており、科学や医療、生活といった分野で活躍している。反面、『本当にそのような効果があるのか』と疑問視する声も上がっており、そのようなゲームが増えるにつれて様々な団体から批判の声が上がるのは避けられない。

疑問

 ゲームをプレイすることによる良い影響とは?“現実を変える”ゲームとは?

考え・主張

 小さい頃からゲームばかりやっていた私にとっては、“ゲームが持つ良い影響”については、随分昔から実感していたような気がする。『桃太郎電鉄』からは日本の地名や特産品を学び、『逆転裁判』からは司法界の仕組みを学び、『シムシティ』からは街作りのための手段や信条などを学んだ。大半の知識はゲームや本から得たと言っても過言ではないかもしれない。
 この記事で述べられていること以外にも、『知識・知恵をつける』と言った点では、ゲームは大いに役立っていると言えると思う。また、自己の内面(例えば精神面の整理、倫理観の形成など)に関して言えば、自主的に、楽しく学べるという点では、ゲームは他の手段よりも優れているのではないかと考える。
 例えば、どんなゲームにも守らなければならないルールというものがある。幼い頃からそれらのルールに臨機応変に対応することができていれば、社会や勉強(特に科学)の世界におけるルール(普遍的な法則)にも柔軟に対応できるようになるのではないか。自然と様々な知識を身に付けていた私のように、意識せずとも学ぶことができるというのがゲームの強みである。
 社会に片足を突っ込んだような状態の現在でも、ゲームから学ぶことはまだまだたくさんあるなと感じられる。この記事のように将来、ゲームが医療にまで活躍するようになれば、私は死ぬまでゲームと付き合い続けることになるのかもしれない。