NHKニュース:密造酒か 飲んだ80人以上が死亡 インド

記事要約

 インド西部で、密造酒とみられる酒を飲んだ人が体の不調を訴えて次々に病院に運ばれ、これまでに80人以上が死亡した。インドでは安い密造酒を飲んだ人が死亡する事件が相次いでいて、深刻な社会問題となっている。

疑問

 なぜ間違った製造法の酒が流通してしまうのか?

考え・主張

 日本ではないが、過去に海外では工業用のアルコールを使用した酒が飲まれる事が多々あった。メタノールやプロパノールは人間にとって毒であり(エタノールもそうだが)、酒として口にして良いものではない。
 日本でも伝統的に製造方法が伝えられているほど、酒は古くから人類と共にあったものであるが、これらは毒物であるということを自覚しなければならない。私はまだ未成年だが、飲酒についてはほどほどにするように気をつけていきたい。

その他

 特になし。

読売Online:近所の女児の頭、拳で殴る「たたいたのは平手」

記事要約

 奈良県警五條署は20日、近くに住んでいる小学5年の女児(10)の頭を拳で殴ったとして、五條市二見、無職の男(39)を暴行容疑で現行犯逮捕した。

疑問

 男はなぜこのような行為に及んだのか?

考え・主張

 この男にも何らかの考えや動機があったのかもしれないが、記事を見る限りでは、単に腹いせで女児を殴りつけただけのように見える。今回は捕まったから良かったが、このような事件が起きてしまっては親の方も不安になってしまうことだろう。
 もし仮に、この男が何らかの注意のために女児を殴ったのだとしても、このようなことは許されることではない。暴力で教えこむのは子供には何の効果もなく、ただ怯えさせてしまうだけだと私は思う。

その他

 特になし。

河北新報Online:電子カルテ「興味本位で見た」院内で不正閲覧

記事要約

 家庭内暴力が原因で入院していたある姉妹の電子カルテが、宮城県内の院内で不正に閲覧されていたことがわかった。医療事務会社の社員20人以上が職務と無関係に電子カルテを閲覧し、一部は「興味本位で見た」と認めているという。

疑問

 なぜカルテを閲覧しようと思ったのか?

考え・主張

 どんな理由であれ、他人のカルテを盗み見ることは絶対にやってはいけないことである。しかもこの記事によれば、この母親は脅迫まがいのことをされた挙句、退職にまで追い込まれている。このような他人を貶めるような行為が許されるはずがない。
 興味本位で見たということも倫理的に許されることではないが、プライバシーの点では、これほど簡単にカルテを閲覧することができるというのは問題だろう。情報科の生徒として、このような件に関してはより関心を持たなければならないと思った。

その他

特になし。

読売Online:高レベル廃棄物出ない核融合、実験炉土台が完成

記事要約

 フランス南部のカダラッシュで、国際熱核融合実験炉(ITER)の土台部分が完成したという報道がなされた。2020年に完成するという目標の実現は難しいようだ。ITER重水素トリチウムを用いて核融合を行う。

疑問

 核融合がもたらす利益とは?

考え・主張

 核融合といえばドラえもんやアトムにも搭載されている未来のエネルギーである。現在用いられている核分裂とは違い、半減期がとても長い放射性廃棄物は出さない。反面、エネルギー制御や原料の調達が難しく、技術的な要求レベルは核分裂よりも高い。実現にはまだしばらくの時間がかかりそうである。
 核融合が実現した場合、人類にもたらす利益は目覚ましいものだろう。いずれ原料は水素を調達すればよいだけになり、数万年単位で地中に埋めておく必要のある放射性廃棄物に悩む必要もなくなる。そんな技術が実現するのはいつの日の事になるのだろうか。今から楽しみである。

その他

特に無し。

日本経済新聞:「原発のごみ」対応急ぐ 国主導で処分場選び

記事要約

 政府は22日、原子力発電所の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物の処分に向け、新たな基本方針を閣議決定した。原発を再稼働すると、使用済み核燃料が増えるためだと考えられる。また、候補地の決定と共に、周辺住民の反発を和らげるための説明などが必要だと考えられる。

疑問

 使用済み核燃料は埋めるだけで本当に解決となるのだろうか?

考え・主張

 記事の最後に、フィンランドでは地下処分場の建設工事が始まると書かれている。ここで問題にされるのは、使用済み核燃料が無害な物質になるまでには途方も無い時間がかかるということだ。地下深くに埋めれば大丈夫ということはなく、例えば数万年後の人類がこれを掘り返してしまうかもしれない。注意書きをして立ち入らせないようにするという手を取っても、数万年後の人類が今の人類の言語を解するとは限らない。それでは画像などで警告しようと思っても、どのようなものを用意すればいいのかわからない。このような問題が顕現し、専門家による使用済み核燃料の処分を悩ませている。
 今の人類の科学力では、大量の使用済み核燃料を簡単に無害化させることはできない。上で挙げた問題があるのは確かだが、今はそうして使用済み核燃料を処理するしかないのだ。当然、埋めるだけでは本当の解決にはならない。それでもいつか、数万年を待たずに放射性廃棄物を処理できる日は来るのだろうか。目覚ましい科学の発展が望まれる。

その他

特に無し。

読売Online:「スマホ依存」8割が自覚…削減される睡眠時間

記事要約

 調査の結果、スマートフォン利用者の8割が、スマホに「かなり依存」もしくは「やや依存」していると答えているという。具体的に言えばスマホの使用時間が長く、主に睡眠時間やテレビを見る時間を削ってスマホを使う時間に当てているようだ。高校生では、男子よりも女子の方が睡眠時間を削っているらしく、女子のほうがよりスマホへの依存傾向が強いと言えそうだ。

疑問

 スマホ依存の原因とは?また、高校生への影響は?

考え・主張

 記事によれば、スマホに対する依存度は自己回答らしいので、8割の人が『自分はスマホに依存している』と自覚していることになる。もちろん依存の定義など何もないが、依存していると回答した人たちは、少なくとも『スマホが無いとキツい』ぐらいは思っていそうである。昔の携帯電話の代用として使っているということもあるだろうが、今のスマホはどんどん高機能化しているので、パソコンなどの代わりとして使っている人もいるかもしれない。日常に必要な様々なものを詰め込んだスマホに依存するのは、ある意味では当然のように思われる。
 また記事によれば、1日2~4時間程度使用する人が最も多いようだ。これが長すぎると感じるかどうかは人の主観によるだろうが、私はそれほど長くないように思う。理由は先に挙げた通り、今はテレビゲームの代わりにソーシャルゲームをやったり、テレビの代わりに動画配信サイトを見たり、参考書の代わりにネットのサイトを見たりするからだ。睡眠時間を削っている学生も多くいる以上、SNSなどにハマりこんでいる人もいるだろうが、それも一概に悪いこととは言えないのではないだろうか。

その他

特に無し。

ウォールストリートジャーナル:死者との交流目指す「エリュシオン計画」 人工知能の限界と未来

記事要約

 パラノーマル・ゲームズの『エリュシオン計画』では、バーチャルリアリティ人工知能を用いて死者の人物像を再現し、生きた者がそのアバターと交流できることを目的としている。グラフィックよりも人工知能のほうに問題があるようだが、実現のためには人工知能と生きた人間が交流するシミュレーションが必要であるだろう。

疑問

 果たして本当にこの計画が実現する日は来るのだろうか?

考え・主張

 人工知能と言えば、2045年問題で扱われる『シンギュラリティ』である。これは2045年時点で、人工知能の性能が人間を凌駕するというもの。もしこれが実現すれば、この記事のように想像上の人物と会話するようなことも可能になるだろう。人類の歴史が大きく進歩するのは間違いない。
 シンギュラリティ以前でこの計画を実現するのは可能だろうか。記事によれば、『人工知能に想定外のことを言わせないようにする』ことができれば、実現も可能らしい。そのことに人間以上の知能は必要ないだろうから、シンギュラリティ以前の実現も可能であろう。もっとも重要なことは、この計画を遂行する際により慎重になることである。デリケートな部分を扱う以上、実現のためには倫理面・健康面共に十分配慮し、実験を数多くこなしていくことが必要だろうと思われる。

その他

特に無し。